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報ジテ告ゲル 、そこはかとなき ヨシナシゴト。

日々生まれいづるアレコレをわがままにあるがまんまに綴ります

Pentictonという街で

カナダのブリディッシュ・コロンビア州の中にPentictonという街がある。

4月の中頃、そこにいた。

東西を城塞のように山が囲み、北はOkanagan湖、南はSkaha湖に挟まれる街。

メインロードが2つの湖を結ぶ線分のようになって、

その上をなぞるがごとく芳しい風が吹き抜けてゆく。

陽射しはとても強かった。

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そこにいた理由は、数ヶ月前にオープンした一軒のお寿司屋さんを訪ねるためだった。

セルフサーバー方式で、お寿司や和食丼を提供する。

その味は決して即席ではなく、日本ならではの旨味が存分に感じられる。

寿司を筆頭とする海外の日本食を指して、よく、「フュージョン料理」と言う人がいる。

ここの料理も見る人からすれば、そう映るかもしれない。

ただ、これだけカリフォルニアロールなどが逆輸入され、

日本にも浸透しているのを見れば、フュージョンすらも日本料理ジャンルの1つ

といえるような気がしている。

 

このお店。

なんというか、日本食にユニバーサルデザインを掛けたものというべきか。

日本食への心理的障害となりうるものが取っ払われている。

「いかにも」な日本こってりなインテリアデザインもなければ、

日本語主体のメニューがあるわけでもない。

カナダ人が躊躇するナマモノやワサビは各々のチョイスで抜いてオーダーすることもできる。

オーダー形式もメニューも雰囲気も何もかもが至ってシンプルで堅苦しくない。

作る人と食べる人の距離も近い。

強いていえば、商店街などに今も残る日本に古くからある「食堂」に、

その距離感は近いといえるかも。

担当サーバーがいないからこそ、必要時、スタッフと顧客は、密に関わることができるし、

不要な時は、落ち着いた時間を気ままに過ごすことができる。

古き温かき時代のよいものと新しき効率的な時代のよいものの融合。

 

そんなわけで、この店が気になって、Pentictonに行き数日間滞在したんだった。

 

[店内]

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[注文したSushi Bento]

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滞在中、1日だけトライアルで働かせてもらうことに!

諸々の理由があって、結局その後、カルガリーに移動することになるも、 

ここでの体験は、自分がカナダでどうしたいか、

何を譲れて、何を譲れないか、を問い直すよいキッカケになった。

動いてみて、わかることがある。

次また次、そしてまた次の繰り返し。

続いてゆく。始まってゆく。